常識とは変わるものだ。変わらない常識などない。昨日の常識にはツバを吐いていい。明日の常識で,走っていけ。
サイバースペースのアイディアの自由な流れを阻害するものは,大企業が自分がアイディアを所有していると考えることだ。作った制作者から搾取しようとしている企業が,野蛮な技術を生み出すだろう。企業は,さまざまな考えが商品化されなくても手にすることができる世界を,自分たちの終焉だと懸念しているのだ。
ナップスターが死んで,だが,日本国内ではウィンMXがかなり広く使われている。MPEG,DivX動画やZIP圧縮ファイルやLHA圧縮ファイルなどの交換も可能で,ナップスターの不在など,どこ吹く風。前時代の老人がみたら,事態は収まるどころか悪化している,と見て取るだろう。
そしてこの流れは,今後もまったく変わらない。著作権保護? 無駄だ。デジタルコピーができないものなど,この世にはないんだ。これまでの常識でしか生きられない人間は,その場に立ちすくんだまま,置き去りにされるがいい。私たちはその脇を,颯颯と,明日へ走り抜けていくだけだ。大きな変更を,世界が欲している。情報は共有されるという概念,常に双方向に世界は繋がっていくという思考,の下で。常識を変えよう。明日の常識で,世界を動かそう。
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